外資の売圧が午前の取引を支配、IHSGは小幅に反落
2026年9月29日(火)のインドネシア株式市場は、慎重なムードで取引を開始した。CNBC Indonesiaのデータによると、IHSG(ジャカルタ総合株価指数)は午前の取引終了時点で12.86ポイント(0.21%)下落し、6,135ポイントとなった。指数は午前9時30分頃、日中の安値6,013.08ポイントまで下落した後、正午にかけて日中の高値6,150.55ポイントまで回復を試みたものの、利益確定売りが再び指数をマイナス圏に押し戻した。
外資フロー:顕著なネット売出
CNBC Indonesiaが引用したStockbit Sekuritasのデータによると、外資は午前の取引全体を通じて3658.8億ルピアのネット売出を記録した。外資の取引総額は5.61兆ルピアに達し、内訳は買い(foreign buy)2.62兆ルピア、売り(foreign sell)2.99兆ルピアであった。
| 銘柄 | ネット売出額(億ルピア) |
|---|---|
| ADMF (Adira Dinamika Multi Finance) | 2,430.5 |
| BMRI (Bank Mandiri) | 1,045.4 |
| BBCA (Bank Central Asia) | 752.0 |
| TLKM (Telkom Indonesia) | 635.7 |
| ADRO (Alamtri Resources Indonesia) | 398.9 |
ADMFは外資による最大の売出対象となり、他のブルーチップ銘柄を大きく上回った。また、インドネシア最大の2行であるBMRIとBBCAでも売出が確認されており、グローバル投資家が銀行セクターに対して慎重な姿勢を示していることがうかがえる。
BEIの政策変更と外部要因の影響
この高いボラティリティは、インドネシア証券取引所(BEI)の新規政策が2026年9月28日(月)から発効した時期と重なっている。同政策により、レギュラー市場および現金市場における株式の最低価格が50ルピアから1ルピアに引き下げられた。これは取引レンジの拡大と流動性の向上を目的としているが、高リスク銘柄やいわゆる「ゴチャップ」(最低価格帯で取引される銘柄)に対する売圧を誘発した。
「国内規制の変更と外部からの圧力の組み合わせにより、外資投資家にとってよりボラティリティの高い環境が生まれていると評価している」と市場アナリストは述べている。
外部要因としては、米ドル高やより厳格なグローバルな金融政策が新興国市場を覆い続けている。ルピアも週初めの取引で米ドルに対して下落しており、ルピア建て資産への圧力が増加している。
外資が依然として注目する銘柄
売圧が支配的な中에서도、一部の銘柄は依然として外資の関心を集めている。BBRIは668.7億ルピアのネット買いで最大の買い対象となり、続いてTPIA(309.3億ルピア)、ASII(216.8億ルピア)が続いた。これは、外資投資家が依然としてファンダメンタルズが強い資産を選択的に選んでいることを示している。
現在、市場参加者は午後の取引における市場の反応、特に売圧が継続するのか、それともより顕著な回復が見られるのかを見守っている。短期的な取引では、高いボラティリティが特徴となる見通しである。
出典
- 外資は午前の取引で365億ルピアのネット売出、ADMFからBBCAまで売却 — CNBC Indonesia
- 午前の取引終了、IHSGは0.21%下落 — CNBC Indonesia
- BEI、最低価格帯を引き下げ、「ゴチャップ」銘柄の取引が可能に — CNBC Indonesia
